卒業生インタビューInterview

美容科

津田 明さん(1999年卒業)

リアルな現場で学ぶ1年間がプロとして活躍するための糧になる

スタイリストがヘアサロンで相手にするのは、マネキンとウィッグではなく本物のお客さまです。そう考えた時に「いち早く現場を経験すること」が大切だということに気づき、プロフェッショナルアカデミー科へ進む道を選びました。サロンに入社してからのアシスタント業務ももちろん大切ですが、就職前にカットやパーマなどの施術を実践的な場で経験することには、1年間就職を遅らせるだけの価値がある。スタイリストとして過ごす今、現場においてそのことを実感しています。

お客さまに満足していただくためには、技術だけではなく、質の良いサービスが欠かせません。サロンを「楽しい空間」と感じていただけるかどうかは、スタッフ一人ひとりの行動にかかっているんです。そのための接客技術を磨くことができるのも、プロフェッショナルアカデミー科の実践カリキュラムならではの魅力。実際にお客さまと接してみなければ分からないことって、たくさんありますから。今の私を支えているのは、プロフェッショナルアカデミー科で担当したお客さまからいただいた「ありがとう。あなたが担当してくれて良かった」という言葉。誰かの役に立つことの難しさと喜びをカラダで感じられたことが、プロへの道を突き進む原動力になりました。

Data

滋賀県出身。滋賀県立甲西高校卒業。1999年にプロフェッショナルアカデミー科を卒業したあと、大阪、東京の有名ヘアサロンにて勤務。雑誌やヘアカタログを担当し、数多くの経験を積む。2011年より長野県にてヘアサロンのオーナーを務めている。また、近年では海外での撮影に参加している。
●マキラ<http://www.makira-hair.com/>
1人1人にしっかり向き合って「その人のなりたい姿」を叶えたいという強い思いから、「プライベート空間で、お客様と一緒に素敵なヘアースタイルをつくる。」をコンセプトに個性に合わせたヘアスタイルを日々提案している。

歯朶原 諭子さん(2002年卒業)

自由な発想を大切にして図太くしなやかに自信をつける

私はいつもアイデアを探しに公園に出かけます。見るもの全てが素材だと思うし、たとえば地面に落ちているゴミや、トイレの中の錆もヒントになります。常に頭の中を柔らかくしておくことは大事で、そうした感覚も学生時代に先生たちが教えてくれました。私は在学中、体に絵を描くことを学んでいましたが、実践で使いにくいんですね。でもある時、先生が私が参加できるコンテストを探してきてくれたりと、発想が豊かになりました。

他にも挨拶やマナーをしっかりと教えてくれたこと、それが今も役に立っていますね。特に多くのスタッフが関わる現場では、自分を覚えてもらうために接点の少ないスタッフにも自らコミュニケーションをとるように心がけています。

世界の現場で学んだのは、ハッキリと自分の意志を伝えることです。日本ではモデルの機嫌を損ねないように施術をしますが、海外では「早く立って、目をつぶって」と自分がハッキリといわないと舐められるし、遠慮していてはダメなんです。精神的にタフでないと通用しないんですね。

実はパリコレでグランプリを獲るまでは自分に自信がありませんでした。コンテストに挑戦してもずっと2位だったし、性格も暗かった。でもグランプリを獲ってからやっと自信もついてきて、今は図太さを忘れずにこの仕事を続けたいと思っています。

今後は自分主催のコンテストをもっと大きくして、世界中からアーティストが日本に集まる機会をつくりたいですね。

Data

兵庫県出身。兵庫県立明石西高等学校卒業。関西を中心に舞台や映像、雑誌、専門学校講師など多ジャンルで活躍。平成23年に「パリコレヘア&メイクアップアーティストオーディション」でグランプリを受賞し、翌年世界最大規模のファッションショー「パリコレクション(パリコレ)」にヘアスタッフとして参加。 フリーのヘアメイクアップアーティストとして世界中を飛び回る多忙な日々。講師としては、ジャパンモデルエージェンシー、JA兵庫六甲などに在籍。
アメブロ http://ameblo.jp/satoko200638/

植田 勉史さん(2007年卒業)

外見と内面をとらえ自分と相手の満足度をつなげたい

この仕事は技術面と接客面を兼ね備えた人じゃないと、なかなか成功に近づくことはできないと思っています。お客さまが来られた時は、その日の服装や表情にいつもと違った点がないか、感じ取れるように自分の五感をフル回転させて対応します。どんなことを話すのか、雰囲気づくりなども含めて、いろいろと注意深くなるスキルは必要になってくるでしょうね。

 

ヘアスタイルの外見だけが美しくなってもダメで、お客さまのその日の気分とか内面的な気持ちを汲み取り、スタイルを提案していかないといけない。それら両方の視点に立つことが大切ですし、そのためには自分に何ができるのか、周りのスタッフにはどう動いてもらうのか、常にいろいろと考えています。

 

学生時代は、ひとつのことに向けて頑張ることの大切さを学びました。社会人になってからは、自分が華やかな世界で働くという自己中心的なイメージが、お客さま側の視点に立つように変化しましたね。とにかく、頑張れるための糧になるのは、自分が提供した技術でお客さまが笑顔で帰られる姿を見た時です。その背景には、お客さまの髪質、顔立ち、骨格まで考えてスタイルをつくり、提案してみた自分のこだわりもあるし、それに対して相手が喜んでくれた時の満足度は高いです。

 

今後は違うコンセプトで2号店、3号店を展開して、いろいろな世代に受け入れてもらえるような店づくりを心がけていきたいです。

Data

静岡県出身。静岡県立島田商業高等学校卒業。静岡の各サロンで経験を積み、平成23年に「アウル」設立。骨格・髪質・毛流、全てを見極め、お客さまに合ったシルエットをつくっていく事を得意としている。
Hair salon Owl http://www.pas-owl.jp/

湯谷 知久さん(2008年卒業)

お客さまと自然に信頼関係を築ける自分に

普段から気をつけているのは、お客さまの空間を大事にするということ。お客さまのちょっとした目線の動きでも、“何かあるのかな?”と気付けるように集中力を高めて接客しています。

 

アシスタントの頃は、数をこなすことに意識がいくような時期もありました。お店の方針もありますが、回転率などを考えすぎて、お客さまに向き合うことが優先されない環境に、違和感を覚えたんですね。だからスタイリストとしてデビューしてからは、お客さま一人ひとりと向き合うことを大事にしています。そうするうちに、僕を指名して下さるお客さまが増えてきて、より良い信頼関係を築けていると実感しています。

 

学生時代は基本的な挨拶や規律を、とても厳しく指導していただきました。「お客さまの時間をいただいている」という意識を持つことの重要性を強く感じたのを覚えています。熱く接してくれた先生たちの教えは、今の自分自身にたくさん生かされていると思います。

 

今後は独立して自分の店を持ち、「あそこに通っている」と言えば誰もが一目おくような、そんなサロンをつくることが目標です。

Data

中学生時代から憧れの職業だった美容師に。丁寧に正確にカットすることを心がけ、人気スタイリストとして多忙な日々を過ごす。

岩本 陽介さん(2001年卒業)

独自のこだわりを貫き続けたい

僕が普段から意識しているのは、こだわりを持ち続けること。そうすることで、人から選ばれ続ける存在になれる気がします。独自のスタイルをつくり上げ、見た目だけではなくお客さまから見えない部分まで、こだわりを持ちたいです。

 

また週に一度、必ず新しい体験をするように心がけています。何でもいいので、五感で“初めて”を体感して、お客さまが初めて自分の店に来た時の“感動”を忘れないようにしています。再度来てもらうために何が必要かを考えるために、飲食店でもできる限り行ったことのない店へ行くようにしています。もしその初体験が期待値よりも低いものだったら、自分ならこうすると考えるし、なるべくプラスに転換してとらえるようにしていますね。その中でスタッフに共有できるものは共有して、教育にも生かしていきます。

 

学生時代は、この仕事はただ格好いいヘアデザインをつくるという印象でしたが、今はお客さまの感情もデザインすることを考えています。僕は接客サービスもデザインの一部だと思うし、何か実践する時も学生時代の指導がとても役に立っています。

 

今後は女性のスタッフが、出産後も働き続けられる環境を整えていきたいですね。あとは、オーナーやスタイリスト、一人の父親としてバランスのいい自己管理を続けていきたいと思っています。

Data

COME G HEAD オーナースタイリスト。ヘアデザインを通して、人、そして街をデザインしたいという強い信念を持つ。コンテストでの受賞経歴も豊富で、オーナー業の傍ら、スタイリストとしても絶大な人気を誇る。
COME G HEAD http://www.comeghead.com/

堀川 哲平さん(2004年卒業)

自分はこんなものじゃない、この先にあるてっぺんを目指して。

プロフェッショナルアカデミー科を卒業後、今の美容室に入社しました。入社したばかりの頃、デビューしたての先輩を見て、絶対に抜いてやろうと思っていました。常に理想を高く持つという心がけはその頃からずっと変わらないです。自分はこんなものじゃない、天井はまだ先だと常に思うようにしています。

 

ベルェベルのいいところは、学びのチャンスがたくさんあるところ、だと思いますね。コンテストだったり、リーダーだったり…。在校生のみなさんには、ぜひ自分から手を挙げてほしいです。そういうことは社会に出てからもたくさんありますし、積極的な姿勢が身についていれば、周りと差がつきますよ。また、「一体感」と「本気」も魅力。先生方が熱く関わってくださって、達成感や充実感を味わうことができました。最後の授業で、先生が「君たちには、先に卒業した同級生が味わっていない技術を1年間教えたつもりです。1年遅れで卒業するけれども、ここから伸びていくことが、君たちの使命です」と言ってくださったことは今でも覚えていますね。働き始めてからも、くじけそうなときはこの言葉を思い出して頑張っています。

 

若手の頃と違うのは、店長として店舗の運営と人材育成、技術指導が中心となり、月間・年間の売り上げという数値的な「目標」があることです。その中でお客さまが喜んでくださり、従業員の成長も感じられるような、目標の先にある「目的」が達成された時には、大きなやりがいを感じますね。美容師は頑張りが反映される仕事です。頑張った分、お客さまがつくし、先輩や後輩からも認められる。そこが魅力であり、やりがいです。ぜひ大きな夢を叶えてください。

Data

関西に9店舗をかまえる美容室annのスタイリスト。積極的な姿勢とチームワークを武器に、より高みを目指して頑張る日々を送っている。
美容室ann http://www.annweb.co.jp/

森川 貴文さん(2011年卒業)

ベルェベルでの熱い経験と努力が原動力。

OCEAN TOKYOで副店長をしています。後輩の教育に力を入れているのですが、まずは自分が学び続ける姿勢を見せることが大切だと感じています。カラーリストの資格を取り、今は毛髪科学について勉強しています。もともと感覚でカラーを行うタイプでしたが、理論的にも指導ができるようになりました。

 

貪欲に仕事に取り組めるのは、ベルェベルで学生時代を過ごしたから。先輩の姿を見て「美容師になるなら1番を目指したい」という意欲に火がついたのです。チームをつくってコンテストにも挑戦しました。九州で最も大きな大会で入賞することができたときは嬉しかったです。やめたいと思った時期もありましたが、仲間や先輩との約束、そして先生方のおかげで頑張ることができました。諦めず高みを目指す姿勢が身につき、強くなれたと思います。ベルェベルで学んだすべてが、僕の原動力です。

 

美容師の仕事のやりがいは、やはりお客様の笑顔。仕上がりを見て、自信にあふれた表情になる瞬間は本当にうれしい。これから美容師を目指す方には、自分で目標をしっかり掲げ、それを絶対忘れずに、毎日一生懸命行動してほしいですね。そうすれば必ず道は開けますし、ベルェベルはそういう気持ちをもち続けることの大切さを教えてくれる学校です。

 

僕もまだまだ東京で活躍し、知らないことを知り続けたい。最近ではプログラミングの勉強もしていて、お客様が髪型を選んだり、予約したりできるアプリの開発や、美容師がWebサイトで技術や知識を学べる環境の整備も目標にしています。東京で納得いくまで頑張ったら、地元に戻り、自分の店をもつ夢も叶えたいですね。

Data

OCEAN TOKYO Harajuku 副店長。東京の大手サロンでの経験を経て、2014年にOCEAN TOKYO入社。現在は副店長としてサロンワークのほか後輩の技術指導にもあたる。
OCEAN TOKYO http://www.oceantokyo.com/

二星むつみさん(2011年卒業)

スタイリストデビューの喜びと責任感を忘れずに。

現在、スタイリストとして神戸のヘアサロンに勤務しています。お客様とのコミュニケーションを重ね、提供したスタイルを喜んでいただけたときはやりがいを感じますね。これまでの仕事で忘れられないのは、やはりスタイリストデビューした時のこと。4年間のアシスタント時代を乗り越え、美容師として新たなスタートを切れた瞬間の喜びと責任感をもち続けるよう心がけています。アシスタント期間が長いと思うこともありましたが、コミュニケーション力が養われ、お客様の要望への理解も深められたいい時間だったと思います。スタイリストになって初めてのお客様には今でも指名をいただいており、自分を認めていただけていることがうれしいですね。

 

ベルェベルでは、グループのリーダーを務めていました。コンテストに向けて、仲間と助け合いながら練習したことで、チームワークの大切さを学びました。それは現在のサロンワークにも大いに生かされています。アシスタント時代、自分の技術が足りず、悔しくて、実際に何度か「辞めたい」と言ったことがあります。しかし、そのたびにオーナーが「できるようになったら楽しいから」と言葉をかけてくださり、最終的には「負けたくない」と、自分を奮い立たせてきました。スタッフ、家族、ベルェベル時代の仲間の支えのおかげで、今はこの仕事が心から楽しいと思っています。

 

理想は、1人ひとりのお客様に対して、人生を通してヘアスタイルをつくってあげられるスタイリストになること。またお客様のニーズをつかんだスタイルや、自分の発信したいスタイルを次々につくっていきたいですね。こんなにたくさんの人に出会い、密接に関われる仕事は他にないと思います。必要なのは、「必ずスタイリストになる」という強い気持ちをもち続けること。不器用でも、練習量とコミュニケーション力でカバーできます。どれだけ頑張るかで、未来は大きく変わりますよ。

Data

ベルェベル卒業後に東京で就職。その後出身地である神戸に戻り、MUSEUMに入社。2015年スタイリストデビュー。

山本 諒二さん(2004年卒業)

自分にふさわしいライフスタイルで心地よい空間をつくる

美容室を始める時、従来のイメージとは違うものにしようと考えました。お客さまとの距離が近くて、家にいるみたいにリラックスできる雰囲気。あとはそこに好きなものを取り入れたりと、くつろげる空間づくりを心がけましたね。

 

僕は25歳で独立したんですが、当初は一人でやっていました。今はスタッフみんなで社員旅行に行けるまでに成長できてうれしいです。目指しているのは、きちんとスタッフに還元できる職場づくり。働き詰めだと自分磨きの時間も確保しにくいし、休日を増やしてみんなが学べる環境を整えていきたい。店のブランディングをしながら、スタッフと共にいい変化をしていきたいです。

 

日々の中であまり大変さは感じたことがありませんが、自分の作品づくりの方向性と、経営者としてやらなければいけないことの板挟みで悩むことはあります。でも、お客さまから「あなたなら間違いない、全部お任せします」という言葉をもらえる時はうれしいし、モチベーションアップにもつながります。

 

周りは僕を“必死な人”だと感じてるんじゃないかな。同じ世代の人は30代前後で独立するんですが、僕は早かったから。何をするにしても、自分がどうなりたいのか、どう生きていきたいのかが大事だと思います。だから自分や周りを含め、ライフスタイルをどう確立していくのかは、意識して考えています。

Data

様々なコンテストでの受賞歴を持つスペシャリスト。カットを得意とし、お客さまの好みや雰囲気に合うスタイルづくりを心がけている。店長兼スタイリストとして活躍中。
terrace http://terrace.appsta.jp/apps.html

塚田 藍子さん(2007年卒業)

先生の親身なアドバイスが私の美容師ストーリーの始まり

幼い頃、ヘアサロンで髪を切った時に、髪型だけでなく心も幸せに変えられる美容師という仕事に憧れを抱きました。舞台メイクや衣裳にも興味を持っていたので、その二つの希望を同時にかなえられるのは美容に関わることだと考え、美容専門学校へ。

 

入学のきっかけは、オープンキャンパスでした。メイクにも興味があった私に、美容師としてメイクを学んでおくことで広がる可能性や活躍の場について、丁寧に教えていただいたことは、今でも感謝するばかり。驚いたのは、美容に対して熱い先生と生徒ばかりだということ。美容師国家試験の決起大会をはじめ、たくさんのイベントが用意されている点も、技術力とモチベーションの両方を高めてくれました。

 

向上心の強い仲間たちに刺激され、授業外でも進んでサロン見学へ出向くなど、前向きに活動できた気がします。そして運命を感じたのが、現在の勤務先であるMASHUでした。MASHUは社内の風通しがよく、スタッフ間の仲間意識が高いところがベルェベルに近いです。

 

現在は日々のサロンワーク以外にも、チーフとしてスタッフを統括したり、クリエイティブチームの一員として撮影に臨んだりして、充実しています。今後は昔からの夢である舞台のヘアメイクをはじめ、外部活動にも積極的に参加し、MASHUに還元できたらと思っています。

Data

関西で人気のサロン「MASHU」スタイリスト。チーフとして後輩の指導やスタイル撮影にも取り組んでいる。
MaruQuee de mashu http://www.mashu.jp/

森上峰行さん(2007年卒業)

色々な人に出会える楽しさ、この仕事は天職

この仕事に就いて今年で8年になりますが、卒業後、東京に出てくるのに迷いはありませんでした。働くなら、流行の最先端である場所で頑張りたいと思ったんです。最初はこの世界で働くこと自体に少し不安がありました。先輩との上下関係が厳しかったり、競争の激しい世界なのかと…。でもいざ働き始めたらそんなこともなく、楽しい職場でした(笑)。

一番のやり甲斐は、仕事を通じていろいろな人と出会えることです。特にお客さまが喜んでくれたり、また新しい人を紹介して下さった時に、僕を信頼してくれているんだって実感します。

表参道は美容室の数も多く激戦区なので、集客に力を入れていかないといけません。休日に作品撮りをしてHPやSNSでアピールをして、少しでも自分のことを知ってもらうことが必要なんです。でもそれにより忙しくて少し休日が減ってもあまり気になりませんし、楽しめています(笑)。

まだぼんやりとした部分もありますが、夢はいつか地元と東京に自分の店を開くこと。東京と兵庫を往復して、自分なりのお店づくりを展開できればうれしいかなって、今はそう感じています。

Data

表参道の有名サロンU-REALM omotesandoのスタイリスト。女優やモデル、タレントのヘアも担当するなど多方面で活躍。色気とオシャレ感をMIXしたスタイルをつくるのが得意。
U-REALM omotesando http://u-realm.com/

齋藤 里緒菜さん(2014年卒業)

ひとつひとつ丁寧に対応してお客さまの満足度に貢献したい

私は今アシスタント業務を中心に活動していて、シャンプーやアシスタント業務がメインなんです。だからお客さまが快適に過ごせるよう、カラーの待ち時間にお茶をお出しして、時間のある時はハンドマッサージやメイク直しをして差し上げます。店が忙しい時はバタつくので、いつもお客さま目線で仕事をすることや、どんな時でも笑顔を忘れないように心がけています。

店にはいろいろなお客さまが来られるし、できる限り自分から話しかけるように頑張ります。人と話すことも結構好きですね。だから話題は豊富にしておかないと会話が途切れてしまうので、朝のニュースを見たりして、今では随分と自分なりにコミュニケーションがとれるようになってきました。

うれしかった事は、自分がいない時に「あの子のシャンプーよかったよ」と、お客さまが直接スタイリストに伝えてくれていた時です。部分的にしか携われていないけど、きちんと満足してもらえたことが感じられました。あとは新しい技術が身について現場に入れた時の喜びですね。周りにきちんとスキルを認めてもらえることは、すごくうれしいです。

今感じるのは、実際に働いてみると明確なビジョンが見えてくるということです。スタイリストになるためには、アシスタント時代から計画を立ててコツコツ練習していかないといけません。今後はレッスンに励んで、スタイリストデビューを目指したいですね。

Data

神戸の大人女子向けブランドサロン「CHEST 姫路店」にてアシスタント業務を中心に活動。ベルェベル在学中は学内ショーのモデルも務める。入社後すぐにシャンプーの指名を複数持つなど躍進中。
CHEST 姫路店 http://www.chest.co.jp/salon_03.html

岡 麻里さん(2000年卒業)

人と人を繋ぐ、美容師という職は私の誇り

2013年から2年間、JICAの“青年海外協力隊”に参加していました。 “青年海外協力隊”とは、様々な分野の知識を開発途上国の人々に伝えるボランティア活動のこと。 私は美容師の講師としてモンゴルで活動していました。主な活動は、美容専門学校で施術の指導をすること。 生徒の中にはハサミの持ち方を知らない子どももいました。 知識・技術を伝えることはもちろんですが、美容の楽しさを発信していくのも大きな仕事のひとつでしたね。

美容師になって数年経ったころ、“青年海外協力隊”に行っている方に出会ったんです。以前から存在を知っていたので、それをきっかけに詳細を調べました。私はテレビドラマをきっかけに起きた“カリスマ世代”で、美容師という職について大きな夢を持ち、刺激を求めていました。ですが、実際に働きはじめ「美容師として施術以外にできることは何か」を考えはじめたころだったんです。それを見直すため、参加することを決心しました。技術試験や面接があったので、海外へ出る前に違う社会を見ることも必要と思い、英会話教室のマネージメントも経験しました。

美容師の仕事は、人と人の繋がりに必要なコミュニケーションツールのひとつ。信頼してもらうためにまず見られるのは、私の人間性です。スタッフとの繋がりも大事だと思いましたね。サロンワークは、最終的にスタイリストが仕上げますが、その間にはシャンプーやカラーをするスタッフがいます。一人の技術ではなく、チームワークでのサービスがお客さまを満足させられるのだと改めて感じました。数年後にはモンゴルへ向かい、私が教えた生徒たちの様子を見に行きたいなと考えています。

Data

高校生の時に美容師のアルバイトを経験。その中で出会った尊敬できるスタイリストとの出会いにより、「この道に進みたい」と決心。青年海外協力隊として海外で美容技術を教えるなどの経験を経て、現在、国内外問わずスタイリスト・講師として活躍している。

徳永優子さん(1995年卒業)

人生を大きく変えたハリウッド進出

渡米前は着付け学校の講師をしながら、フリーでもさまざまな活動をしていました。今では分業化時代ですが、当時の美容師はみんなトータルビューティが当たり前。ヘアメイク、着付け、カット、エステまでを熟知していなければならず、次から次へと勉強して知識の引き出しを増やしていきました。あとは着付けの撮影の仕事をアシストしながら、日本髪などの技術習得にも励みました。
その後、周りとのお付き合いから仕事の幅が広がったため渡米し、まずは着物ショーや日舞、婚礼などのボランティアから活動を開始。何本かの映画で役者登場シーンのヘアメイク衣装などを手がける間に、ハリウッド映画業界の方にスカウトされたことで、大きく人生が変わりましたね。
学生時代はがむしゃらさだけで突き進めても、良きリーダーや会社のトップに立つには、周りと足並みを合わせ、自分自身も成長しなければいけません。アメリカで仕事をする際も、人種のるつぼでの調和や尊重性の維持ということが大変ですが、常に気をつけて周りと接しています。
またモチベーションを保つためには、毎日、初めて見聞きすることばかりだと感じることが大切ですね。どんなことでも柔軟に受け止める対応力というか…。終わりのない挑戦と探究心を維持するために、受け止める側の自分の心を、真っ白なキャンバスに毎日塗りかえて、常に貪欲に吸収していくことです。
今後はそうした国際的な人間力も磨け、欧米で最高の技術が学べる学校の校長としての務めを果たしつつ、日本美容業界の世界化を目指し、次世代育成に力を注いでいくことが夢ですね。

Data

世界中の美容アーティストの卵たちが集まる美容系スクールKC Beauty Academy incで校長を務め、次世代のスタイリストの育成に邁進中。
KC Beauty Academy inc http://www.kcstylist.jp/

前田紗季さん(2008年卒業)

お客さまはもちろん、家族や仲間への感謝を忘れずに

幼い頃から「将来は美容師になりたい」って、ずっと思っていたんです。
高校3年生になって、美容師の専門学校を探していた時に、最初にオープンキャンパスに参加したのがベルェベルでした。最新の設備が整った校舎やセンパイ方のレベルの高いショーを見て、「ここに来れば私もあんな風になれるんだ!」と入学を決意。ひと目でベルェベルが気に入ってしまったので、ほかの学校を見る前に願書を送っちゃいました。
2年間の学校生活はあっという間でしたが、意識の高い仲間たちと過ごした日々は、かけがえのない時間です。学内のコンテストやショーでは、みんなの作品を見て感性を磨くことができましたし、1年の秋に参加した海外研修では、美容の本場の雰囲気を肌で感じ、モチベーションが上がりました。
また、国家試験に向けてみんなで放課後も練習を重ねたことや、試験の当日も学校に集まって、最後の練習をしてから試験会場に向かったことは、今でも忘れられません。
仲間や先生が一緒だったからこそ、頑張れたこと、乗り越えられたことがたくさんあります。
美容師の仕事はカッコイイだけではなくて、大変なこともたくさんあります。
特にアシスタント時代は、技術や接客が思うように上達せず、不安になったり、悩んだりすることも多いと思います。くじけそうな時、いつも私を支えてくれたのが、家族の応援と卒業前に先生に言われたひと言でした。「3年間は絶対に諦めずに続けなさい。そうすれば必ず夢は叶う」。
スタイリストとして、夢を叶えた今、胸にあるのは、ここまで支えてくれた人たちへの感謝。
そして、私を信用して任せてくれるお客さまに応えたいという思いです。これからも常にまわりへの感謝を忘れず、美容師の仕事を続けていきたいと思います。

Data

卒業後、神戸に5店舗を展開する「SuR(シュール)」へ入社。
幼い頃からの夢を叶え、お客さまに愛されるスタイリストに。
「SuR TROIS(シュール トルワ)」http://www.sur-kobe.com/

星野良太さん(2010年卒業)

壁にぶち当たってもプラス発信でサポートしたい

駆け出しの頃は戸惑うことばかりで、「思っていたのと違う…」とお客さまをがっかりさせたこともあります。反省して気持ちを切り替える毎日は大変でしたが、マイナスの要素を消してプラス発信をしていくことや、仲間を大事にすることは仕事を通じて学びました。
僕は店長なので、一緒に働いているスタッフとお客さまを喜ばせるためのベクトルをどう合わせていくのかを考えます。一人じゃ何もできないし、チームワークが必要なんです。だから全員で目標とやりがいを共有できる点も、魅力だと思っています。
最近よく思うのは、学生時代に習った接客マナーや仕事への姿勢のあり方が、今はよく理解できるということです。店長になってからもスタッフとよくコミュニケーションをとるようにしていますが、個々の目標確認をし、悩んでいるスタッフがいたら一緒にご飯に行きます。
特に気にしているのは新人スタッフたちで、とにかくいい点は褒めて、壁を乗り越えられるようにフォローしています。
働き始めた1年目は自分の売上が全てでしたが、店長になると店全体のことを考えなければならず、責任が重いんです。スタッフ全員のお客さまへの気配りや、仕事への考え方のすべてが自分に関わってきます。学生時代、先生たちが話していた心構えとはこういうことだったんだなと、今は理解できます。今後は、まわりからもっと認められて、たくさんいい仲間を増やしていきたいです。

Data

現在は店長とカラーリストを兼任。 安定したスキルで人気を集め、アッシュ系とグレー系を最も得意としている。 「P.D.Factory+心斎橋店」http://pdf-gp.com/

若子高志さん(2006年卒業)

チャレンジとやったもん勝ち精神で切り開く若子ワールド

僕はもともと美容師の講師になりたくて、豊富な実績を得るための過程の一つとして、店を開きました。
しかし20代のうちに自力で銀座に店を出すのは苦労しました。年齢が若いので、まず土地が借りられませんでした。不動産屋に行っても門前払いで、「本当にできるの?」と何度も聞かれながら、約9か月間、毎週のように不動産屋に通いました。本来なら有名な人の下で学ぶのが一番早いのですが、それは面白くなかったんです。
みんな最初は自力で何かをスタートさせてきたのだし、それなら僕もコンテストで受賞歴を重ねればできるんじゃないかと考えたんですね。結果、その努力が認められて、土地も借りられて今に至ります。
僕は必ず自分が手がけたスタイルについて細かく説明しますが、どうしてこのようなスタイル、カットの方法を取り入れているのか、その理由を丁寧に伝えます。そのことでお客さまも安心してくれますし、「ここまで説明してくれるお店は他にはない」と喜び、感動してもらえた瞬間にやり甲斐を感じます。
今は普通のことが普通にできないような世の中になっていますが、基本的なクオリティーの高さを徹底することで、信頼を得ていけるのではないでしょうか。
また、現在の自分がここまで来られたのは全てお客さまのおかげなので、感謝は忘れないように言い聞かせています。今後はスタッフにやり甲斐を感じてもらえる職場づくりにも取り組み続けたいですね。

Data

上京後、銀座のサロンに勤務。多数の受賞歴を持つ。
2013年に独立し、銀座に「Dharma」を設立。
「Dharma」 http://dharma-ginza.com/

麻 聡さん(2000年卒業)

毎日の積み重ねが美容師の仕事

現在は大阪に3店舗、韓国に1店舗、ヘアサロンを経営しています。
さらに国内外を飛び回り、セミナーを実施。強みである「ヘアデザイン性」を軸に、技術をレクチャーしています。最近はアジア圏からのセミナー依頼も増えてきました。
海外では日本の技術を学びたいという意欲が高く、真剣にセミナーを聞いてくれます。
その反面、自分のためにならないと感じたら、途中で帰ってしまうというシビアな面もあるんです。充実したセミナーにできるよう、日々、ヘアデザインの研究や技術向上を怠らないのが美容師という仕事だと思いました。ヘアデザインを通して、お客さまに喜んでもらえるパーソナルな存在になれればと思います。
また、「tiraventoらしさ」であるデザイン性を高めることがサロンとしての目標です。
オーナーとして一番重要な仕事は、スタッフの一人ひとりが同じ意識と姿勢を持てるように、導いていくこと。
しかし、自分の思いをどう従業員に伝えるかはすごく難しいんです。
実際に私の施術を見てもらい、話を聞いてもらうことで刺激になってほしいですね。
スタッフには「自分磨きを惜しまないこと」を求めています。
自分をデザインできない人がお客さまを美しくすることはできませんからね。
自分磨きを惜しまず、努力できるスタッフと一緒に、この目標を達成していきたいです。

Data

幼い頃から「何か商売をしてみたい」という思いがあり、オシャレでカッコイイ美容師の道を志す。現在はヘアサロンtiraventoのオーナーとして勤務。
「tiravento」 http://www.tiravento.jp/

トータルビューティ科

石本 ちひろさん(2005年卒業)

エステティシャンとして、お客さまの声に耳を傾けることが何よりも大切

「いくつになっても生き生きとキレイに輝き続けたい」。そんな思いが、高校生の頃から私の心のなかに芽生えていました。私自身はもちろん、多くの女性が抱く美への願いを叶えるために、エステティシャンを目指しました。
高校を卒業後、ベルェベルで知識と技術を習得。大手サロン勤務を経て、現在は自分でサロンを開いています。エステティシャンとしてのみならず、経営者として店舗の運営や管理を行っているので大変なこともあります。でも、遠方から足を運んで下さったり、月に一度、私に会うことを楽しみにして下さったり、また、「あなたほど、愛のあるエステティシャンはいない」といって下さる方もいて胸が熱くなりました。こういったお客さま一人ひとりとの出会いが、私の原動力になっています。
私たちエステティシャンは、頭や顔、肩、背中、手や足など、お客さまの体全体に直接手で触れるお仕事です。お客さまの言葉に耳を傾け、肌と肌のぬくもりを通じてお客さまの心や体の状態を感じ取り、コンディションに合わせてケアすることが大切です。
お客さまにリラックスしていただき、元気になっていただくためにはエステティシャン自身が心身ともに健康であることが不可欠だと思います。ストレスを感じたら、本を読んだりスポーツをしたり、自分なりのストレス解消法を見つけておけばうまくリセットできると考えています。

Data

愛媛県出身。愛媛県済美高等学校卒業。卒業後、エステティックサロン ソシエ・ワールド「ゲラン パリ」に6年間勤めたあと、神戸市中央区でエステティックサロン「Saphir」を開業。オーナー兼エステティシャンとして活躍中。
●Saphir <http://www.saphir-esthe.com
「自身の持つ本来の美を輝かせる」をコンセプトに、丁寧なカウンセリングのもと、顧客の体調や体質などに合わせて全コースをオールハンドで施術。10年間の実務のなかで、約1万人以上の肌に触れてきた実績を持つ。

和田 可奈子さん(2003年卒業)

指先からその人の人生を共に歩んでいけるようになりたい

小さい頃から美容に関することが大好きで、入学後の授業もとても楽しかったです。ネイルは爪の上にするアートなので、一見すると小さな世界に見えますが、自分なりに追求していくと、いろいろな発見があって深いんですよ。でも自分だけが作業に集中して楽しくてもダメで、社会人になってからは接客も大切だと学びました。当初はネイルのことしか考えず、技術だけで満足してもらえるだろうと、ただ黙々と作業をしていたんです。ある時それではダメだと気づいて、それからは接客にも気を配れるようになりました。

また、この仕事には自分をアピールするスキルも必要だと思います。たとえばお客さまの意見に「はい、いいですね」といっているだけでは、物足りないと思われてしまう。一人ひとりのニーズに合わせた、ある程度の提案力を持つことが大切ですね。

私は一人で仕事をしているので、なるべく外に出て情報を集めるようにしています。知り合いのネイリストや同期の友人らと情報交換をしたり、セミナーや勉強会に積極的に出かけるようにしています。それと他のネイルサロンのSNSなどを見て、お客さまにどうアピールしているのかを研究します。

これからも、お客さまが長く安心して通い続けてくれるようなサロンづくりを心がけていきたいですね。結婚や出産を経ても、ずーっとネイルを通して、その人の人生に寄り添っていけるようなサロンにしていくのが夢です。

Data

兵庫県出身。大阪府 大阪成蹊女子高等学校卒業。美容室内のネイルサロンで経験を積み、平成19年に独立。雑誌やファッションショー関係の仕事もこなす、売れっ子ネイリストとして活躍中。
●Nail Salon LIEN<http://ameblo.jp/nailsalon-lien/>
完全予約制のプライベートネイルサロン。大人の女性にぴったりの、トレンドを取り入れた上品なデザインには定評がある。和田さんならではの丁寧なカウンセリングや心地よい会話も、人気のひとつ。

森本 知誉さん(2008年卒業)

スタッフに仕事を楽しんでもらえる環境づくり

アクセサリーなど物づくりが大好きだった私は、指先にアートが施せるネイルに興味を持ち現職を選びました。現在は店長を任され、お客さまに喜んでいただけるように技術を磨くほか、スタッフが仕事を楽しめるような職場の環境づくりを心がけています。

例えば、みんなでスノーボードに出かけるなど休日を一緒に過ごすことでスタッフ同士の絆が深まり、アットホームな雰囲気をお客さまに感じていただくことができればうれしいですね。また、おもてなしの心を学ぶために、みんなで茶道のレッスンも受けています。所作や立ち居振る舞いなど女性らしい気遣いを身につけて、サービスに生かしていきたいと思っています。

サロンを立ち上げるときは、スタッフが集まらず苦労もありました。でも、今ではベルェベル時代の同級生や後輩など、しっかりとサポートしてくれるメンバーが集まり心強いですね。オープンから比べてフロアも拡大。たくさんの方に、足を運んでいただけるようになりました。みんなのおかげで、毎日がとても充実しています。

信頼できる仲間たちとともに、オリジナルデザインのネイルシールやカラーといった商品開発に力を入れるほか、雑誌の取材を受けたり美容イベントに参加したりと、いろんなことに挑戦できることが私やスタッフのやり甲斐です。新しいスタッフが成長していく様子を見るのも、大きな励みになっていますね。

Data

兵庫県出身。兵庫県立洲本実業高等学校卒業。本校メイク・エステ・ネイル科を卒業後、「Marie NAILS 神戸三宮店」に2年間勤務。平成23年に神戸市中央区にオープンした「FREE’S nail  Kobe Sannomiya」の店長に抜擢され、店舗の立ち上げから携わる。
●FREE’S nail Kobe Sannomiya <http://freesnail.jp/
オリジナリティーあふれるデザインを提案し、10~30代のオシャレに敏感な女性が足を運ぶネイルサロンとして人気を集める。ファッション誌掲載やイベント出展、商品開発など多方面での活躍が期待される。

宇城 ゆかりさん(2003年卒業)

素敵な笑顔を引き出せるメイク講師は魅力がいっぱい

今まで仕事を通していろいろな経験を積んできましたが、学生時代に思い描いていたよりも挑戦できることが多く、とても充実した毎日を過ごしています。私が常に気をつけているのは、一方的に授業を行わないこと。参加する受講生が、何を求めてどう美しくなりたいのかを、相手の立場で考えるようにしています。だから受講生にメイクを施した瞬間、目を大きく見開いて喜んでいる姿を目にすると、きちんとメイクの良さが伝わっていることが実感できて、本当にうれしいです。

社会人になると学生時代とは違い、とってもシビアな世界で働かなければいけません。仕事をミスしたら次の発注はもらえないし、生放送の撮影などは、緊張やプレッシャーも大きく、やり直しがきかないんですね。上手に結果を残すことができればまた次の仕事がもらえるし、そのためには自分の課題と改善方法は、自分でブラッシュアップしていく必要があるんです。

昔はどこかで美容業界の限界みたいなものを考えていたけど、今は仕事を通じてやり甲斐や楽しさにも出会え、キャリアも順調に築けています。常に“心と形の充実感を得る”ことをスローガンに掲げていた、学校の教えがあったからこそ実現できている部分もあります。

これからも、たくさん素敵な表情を引き出せるようなメイクを心がけて、全ての女性がオンリーワンの魅力を発見し、自信を持つお手伝いができればと願っています。

Data

富山県出身。卒業後、百貨店にて美容部員として7年間勤務し、実績が認められチーフに就任。平成23年に独立し、現在は東京でメイクスクール講師や美容コンサルタントとして活躍中。
スキンケアの基本から魅力的に輝く自分を演出するメイクテクニックを指導。美容業界の賞を多数受賞している宇城さんのレッスンは、企業や生徒からも高評価を得ている。
●MAKE U ★
http://makeyoustar.com/

石井 亜実さん(2011年卒業)

「結果にこだわる」エステティシャンに。

エステティシャンとして、フェイシャルと痩身を担当しています。これまでで一番印象に残っているのは、三重県から大阪に転勤が決まった時のこと。ずっとお手入れを担当していたお客様方に「ありがとう」「担当してもらえてよかった」と直接言葉をかけていただきました。中には、涙を流しながら「本当は行ってほしくないけど…」と言ってくださった方も。そういったお客様や、泣きながら送り出してくれたスタッフを見て、この仕事をやってきてよかったと大きなやりがいを感じました。お客様をきれいにする仕事なので、結果を出すことにこだわる気持ちをもつことは常に心がけています。そういった姿勢が伝わっていたのだとしたら、とてもうれしいですね。

 

メイクかエステを仕事にしたいと考え、トータルビューティーを学べるベルェベルに入学しました。学生生活の中で、いちばん印象に残っているのはサロン実習。学んだことは、現在の仕事にたくさん生かされています。チームワークの大切さを体験できたことも、職場でのスムーズな店舗運営につながっていますね。実際にサロンで働かれていた先生方から、プロの見方や考え方も直接学ぶことができました。

 

お客様をきれいにして、自分もきれいになれる、それがエステの魅力です。しかし私はエステティシャンとして、エステで体重が減り、きれいになれるのは当たり前だとも考えています。もう一歩踏み込み、より満足度の高い結果を出すためにどうするか。やはりきめ細かいカウンセリングや、お客様に合ったお手入れの提案が必要で、その幅を広げられるよう成長していきたいですね。働き始めて5年が経ちましたが、まだまだ多くのことを学び、結果を出すことにこだわってスキルアップしていきたいです。また、今後は後輩たちが楽しんで働けるよう、職場の環境づくりにも携わっていきたいです。

Data

2011年株式会社ぷらいむ入社、ルテラ四日市店に勤務。2016年1月、痩(SOU)天王寺店へ異動。会社の充実した教育制度のもと、着実にスキルアップ。
株式会社ぷらいむ http://prime-web.jp/

赤松晴菜さん(2012年卒業)

一人ひとりの「かわいい!」をたくさん見つけたい

この業界のお客さまは、とにかく美意識の高い人が多いです。私たちは美しさを提案する側なので、常に流行を先につかめるように、意識を広げておくことが大切です。私は雑誌やネットの情報を見たり、外を歩く時にウインドウに出ている洋服の色の組み合わせをチェックしたりと、いろいろと気をつけて見ています。

 

特にお客さまが「かわいい!」って喜んで笑顔で帰っていく時はすごくうれしいです。デザインを任せてもらえる時は、その人の生活習慣を聞いてから、洋服やメイクの雰囲気を見ます。好みを分析した上で流行を取り入れたものを提案するので、「どこへ行ってもダメだったけど、あなたのデザインが一番しっくりきた」といわれた時は、本当に感動します。

 

今はもう後輩ができて技術的な指導もしていますが、「なるほど!」って理解をしてくれた瞬間がすごくうれしいです。後輩が成長していく姿に、喜びや教え甲斐のようなものを感じはじめて、教えることも、楽しいなと思えるようになりました。学生時代にお世話になった先生の姿も思い出します。放課後のレッスンにずっと付き合ってくれたなーとか。

 

他にも、学校ではメモをとることや挨拶をしっかりと練習したことも覚えています。社会人になってから実感したんですが、新人なのにメモをとらない人や挨拶がルーズな人がいたりするので、私はそうしたことを全て学生時代に教えてもらえてよかったなと感じています。

Data

KAINO 梅田本店にてネイリストとして活躍中。お客さまに笑顔で帰っていただくことをモットーとしている。メイクも勉強中。
KAINO 梅田本店
http://kaino.co.jp/salon/umeda/

稲垣嘉乃さん(2007年卒業)

目指すのは「会いたい」と思われる存在

おでかけ用やブライダルのヘアメイクをメインに、メイクレッスンを実施しています。メイクレッスンではお客様のコンプレックスをヒアリング。相談は、「ずっと同じメイクが嫌」、「新しいメイクにどうチャレンジしたらいいかわからない」などさまざま。ポーチを持ってきてもらい、使いなれている化粧品で解決策をご提案します。お客様がいつもと違う自分をみて感動しているところを見ると嬉しい気持ちになりますね。

学生時代にコンテストによく参加したことが今に活きています。テーマに沿って一から作品を作りあげていくコンテストは、いいものを見極める目を養うことができるいい機会。場数を踏むたびにモノづくりが好きになっていましたね。「サロン実習」も印象に残っています。コンテストや授業で培ってきた技術を、一般の方を招いて実践できる貴重な経験でした。

技術をあげていくことが、この仕事をする上での一番やる気に繋がります。しかし、入社当時はレッスンで行き詰ることがあり辛かったですね。当時のレッスンは、カリキュラムが組まれていて、先輩にチェックしてもらい合格が出たら次のステップに進むというものでした。なかなかうまくいかず、先に進めない時は悔しく辛かったです。しかし、レッスンがあるということはお給料をいただきながら学校に通っているのと同じ。こんなにも幸せなことってないですよね。日々勉強、という姿勢は、この業界で進む上で必要なことだと感じています。

今はとにかく毎日が楽しいです。これからはより多くのお客様に出会い、一人でも多く私に会いたいと思って頂けるような存在になることが目標です。

Data

株式会社K-twoエフェクト K-two KYOTO勤務。コンプレックスをプラスに変え、自信を持てるようなヘアメイクをすることをモットーに日々、お客さまと向き合っている。
http://www.k-two.jp/salons/kyoto/

竹本栞菜さん(2013年卒業)

「おもてなし精神」を忘れないエステティシャンに

美容師だった母の影響もあり、女性の「キレイ」をサポートできる仕事に憧れてエステティシャンを目指しました。学校で授業やさまざまなイベントを通して学んだのは「おもてなし精神」。
お客さまへの挨拶やお声がけはもちろん、まわりのスタッフにも気持ちよく働いてもらえるよう、始業前後の準備や清掃は率先しておこなうようにしています。
技術もサービスも、まだまだセンパイ方にはかないませんが、お客さまにとって、私はプロのエステティシャン。どんな時でもお客さまの心に寄り添い、1日の最後のお客さまも「最初のお客さま」という意識で、初心を忘れずに向き合っていきたいと思います。

Data

高い技術で評判の「エステティックサロン ソシエ」のエステティシャン。
エステの施術はもちろん、お客さまへの細やかな気配りも大切に日々、業務に取り組んでいる。

馬場花帆さん(2008年卒業)

ネイリストならではの知識を幅広く持っていたい

進路を決めかねていた私にとって、メイク、エステ、ネイルをすべて学べることが大きな魅力でした。1年目にトータルに学べたおかげで、自分にはネイルしかない!と気づくことができました。
ネイルの醍醐味は、お客さまと私の意見を合わせて、一緒にデザインを作り上げていけること。
ネイリストの立場から、より専門的な知識を提供し、お客さまのイメージを広げるお手伝いをしていきたいと思っています。今は店長を任せていただけるようになりましたが、現状に満足せず、これからも技術向上に努めていきたいです。

Data

地爪に負担をかけずにできるジェルネイルが評判のネイルサロン「プラムジュース」勤務。
一人ひとりへの細やかなケアで、多くのお客さまから信頼を得ている。

河邊希美音さん(2013年卒業)

スタッフからも信頼される存在に

オープンキャンパスで学校を訪れた時は、「カリキュラムも設備も最新!」という環境にワクワクしていました。入学後は素敵なクラスメイトに恵まれ、先生も尊敬できる方ばかり。
ただ教わるのではなく、まずは自分で考える、そんな姿勢が身につきました。
ネイリストとして働く今、お客さまに満足してもらえる施術を行うだけでなく、サロン全体の役に立つ存在でありたい。そのために、すべてのスタッフが行動しやすいよう、片付けや掃除は率先しておこなっています。学校で指導を受けてきたので、自然と体が動きます。将来は認定講師の資格を取り、人に教えられるネイリストになれるように頑張ります。

Data

ネイル&まつげサロン「リセシュ」のネイリスト。
丁寧なカウンセリングとデザイン力の高いネイルアートで、多くのお客さまから信頼を得ている。

小口真貴子さん(2011年卒業)

技術が学べるだけでなく仲間の大切さも実感できる

化粧品が大好きで、高校生の頃からメイクの仕事がしたいと思っていました。
メイク・エステ・ネイル科はトータルビューティを学べる点が魅力で選んだのですが、仲間や先生方から教わることも多くありました。特に印象に残っているのは学期末テスト。1、2年ともモデルを務めたのですが、人に施術してもらうことで、自分とは違うアイデアや技術が勉強でき、モチベーションも上がりました。
仕事をはじめてからも、接客や施術のレッスンがあります。
忙しい毎日ですが、時々、学生時代の仲間とお互いの近況を報告し合ったりしています。
今後もメイクアップアーティストとして、より多くのお客さまとつながっていくことが目標です。

Data

卒業後、東大阪市を中心に人気を集める「MASHU」へ入社。
メイクアップアーティストとして、数々のお客様から信頼を得ている。
「MASHU あべのNiNi店」http://mashu.jp/salon/nini/

塩見紗希さん(2013年卒業)

このサロンでずっと活躍できるエステティシャンになりたい

女性として内面からキレイになりたいし、してあげたい。そんな思いからエステティシャンを目指しました。
在学中は、これまで知らなかったエステの知識にふれるたび、学びたい意欲が増加。
先生も友達も美に対する意識が高かったので、普段の学校生活からも学ぶことがたくさんありました。毎日のように自分の未熟な部分に気づくことができ、濃い2年間を過ごせたと思います。
卒業後は、ずっと憧れていた「ソシエ」に入社しました。現在は痩身マッサージを担当していますが、今後はフェイシャルをはじめ、さまざまな施術を担当できるようになり、この店の店長になることが目標です!

Data

学生時代からずっとあこがれていた「エステティックサロン ソシエ」のエステティシャンとして勤務。フェイシャルをはじめ、より多くの技術を身に付けたいと日々勉強中。

高開寧々さん(2012年卒業)

多彩な知識がお客さまとの会話をスムーズに

お客さまにメイクやスキンケアの提案をする際、美容の知識はもちろん必要。
でも、それ以上に大切なのが、お客さまとの何気ない会話から、ライフスタイルやメイクの好み、お肌に関する悩みを聞き出すことです。学生時代に茶道やウエディングなど、幅広い知識を身につけられたことは、お客さまとの会話において大きな強みになりました。
最近は指名してくれるお客さまも増え、また後輩も入ってきて、今まで以上に気を引き締めて仕事に取り組んでいます。毎年、社内のメイクコンテストがあるのですが、今年は予選を通過したので、上位入賞を目指してトレーニングに励みます!

Data

メイクやスキンケアの提案を行うビューティアドバイザーとして、「アルビオン」へ入社。
お客さまへの誠実な対応で信頼関係を築き、多くのお客さまから指名されるなどその実力は本物。

ウエディングプランナー科

越智 陽菜さん(2012年卒業)

「結婚式をつくる楽しさ」を後輩に伝えていきたい

コンシェルジュとして、神奈川の「アニヴェルセル みなとみらい横浜」で働いています。私の役目は、結婚式の当日にご新郎ご新婦の親御様に付き添い、一日の流れを先回りしてご案内することです。親御様は緊張して会場に来られていることが多いので、少しでもリラックスしていただけるように、たくさん会話をすることを大切にしています。そしてその会話のなかから親御様の情報をより多く得て、できる限りご意向に沿えるように行動しています。お帰りの際に「安心して過ごせました」という言葉をいただけると、「お役に立てた」という喜びや、やりがいを感じます。

入社前に想像していたイメージ通りに働けています。ベルェベルの先生方が現場を経験していらしたので、就職前からいろいろな体験談を聞いていました。実際に「これ、先生のアドバイスにあったな」という場面によく遭遇しますね。婚礼知識をつけていたので、就職後にはそれが自信となり落ち着いて対応できています。専門用語や衣装、結婚式の一日の流れを覚えたり、授業中にチーム制で動いたり、結婚式のロールプレイングの経験を積んできたからこそ、今があります。実際の現場にかなり近い環境で学んでいたんだと、今あらためて実感していますね。

今の目標は一つの結婚式をみんなでつくり上げる楽しさを、後輩に伝えていくことです。入社後間もないときには、「結婚式にはこれが正解」という明確な答えがないがゆえに、何をゴールにして、どう動いたらいいかわからなくなるときもありました。でも、先輩たちに教わるなかで「逆を言えば制限のない、可能性のあるお仕事だな」と気づきました。お客様のためになることをみんなで考えて、困ったときには相談し合うことが大切。私が先輩にしていただいたように、後輩にはのびのびと、そしてしっかりと仕事ができるようメリハリをつけてサポートをしていきたいなと思います。

Data

現在はアニヴェルセル株式会社「アニヴェルセル みなとみらい横浜」にて勤務。 人と会話をすることが好きで、接客業に興味をもつ。高校卒業後、専門学校に入りしっかりとテクニックを身に着けようと決めた。専攻にブライダルを選んだのは、接客の現場でのおもてなしを学びたかったから。結婚式場で働くのは楽しそうだと思ったことも理由の一つ。その後、さまざまな専門学校を見て回り、就職後のことを一番相談しやすかったベルェベルで学ぼうと決めた。
アニヴェルセル みなとみらい横浜 <http://minatomirai.anniversaire.co.jp/

北川 久美さん(2008年卒業)

ゲストとの関わりが夢への第一歩

現在は、大阪・難波にある「アニヴェルセル 大阪」で、コンシェルジュとして働いています。結婚式のない日は、打合せや見学に来られたお客様のご案内がメインです。その他、挙式の情報をまとめた“お手元”という資料と掲示物を作成しています。結婚式当日は、ゲストのご案内から挙式までの進行管理を担当。挙式中は照明や時間管理、アフターセレモニーを盛り上げるのも、コンシェルジュの務めです。さらに、ご両家へ進行スケジュールを説明する仕事があります。緊張を和らげるためにどのような声掛けや対応をすればいいか、親御様の気持ちを汲み取るのがむずかしいですね。

在学中は、担任の先生に「プランナー一人で結婚式ができるわけではない」と言われたことが印象に残っています。入学前までは、プランナーが一組の結婚式をすべて用意すると思っていました。働くようになってから、多くのスタッフの力が合わさることで式当日の感動があるのだと実感しています。コンシェルジュもプランナーと同じようにお客様と関わることが非常に多いんです。ご来館されるすべての方が接客対象なので、みなさんにいい式だったと思ってもらえるようなおもてなしをすることにとてもやりがいを感じます。今はコンシェルジュの上長を支えるポジションにいます。上長のやりたいことや伝えたい思いを一番に理解して行動することを心がけています。上長の思いを汲み取り、他のスタッフに発信するのも私の役目ですね。でも、ゆくゆくはプランナーになることが目標。まずはこのコンシェルジュという仕事に向き合い、1日の流れを見て式全体について学んでいます。コンシェルジュは、ゲストとの関わりが多いのが特徴。ご新郎ご新婦はもちろん、ご両家やご友人、会社の方々の一人ひとりの様子を知ることができるので、プランナーになったとき、この経験が私の強みになると確信しています。

Data

現在アニヴェルセル株式会社「アニヴェルセル 大阪」にて勤務。高校生のとき、接客業に就きたいと漠然と考えはじめたのがきっかけ。一言に接客業といっても様々なジャンルがあるため“楽しく幸せな接客”“ドレスやヘアメイクなど可愛いものにも携わる”という条件で選択肢を絞る。その条件に当てはまるのがブライダルだった。お店に来た人を短時間で幸せな気持ちにするアパレルやヘアサロンなどの仕事も、もちろん魅力的。それ以上に、お客様にとって一生に一度である結婚式を、長い時間をかけて一緒に築きあげていく、その緊張感と責任感に憧れを持った。一緒に感動を味わえるというのもやりがいのひとつ。
アニヴェルセル 大阪 http://osaka.anniversaire.co.jp/

島 志保里さん(2014年卒業)

結婚式の素晴らしさを伝えることが私の使命

私が所属する(株)エスクリでは、ウエディングプランナーは、新規担当と打合せ担当に分かれます。新規担当は、初めて会場見学に来館されたお客様に、館内施設やサービス内容をご案内するのが仕事。打合せ担当は、ご成約いただいたお客様と一緒に、挙式当日までさまざまな準備を進めて行くことが仕事になります。私は、入社1年目は東京の会場で打合せ担当を務め、2年目となる今年の春からは、大阪の会場で新規担当を務めています。ここでは基本的に、見学して気に入っていただければ、そのままご成約いただく形をとっています。時間にして3時間程度で、お客様にとって一生に一度の晴れ舞台が決まるんです。そのため、自分が発した言葉一つひとつがお客様の人生の大きな決断に関わる、とても責任重大な仕事だと感じています。

見学に来られるお客様って、皆さん結婚式に対する夢と希望に満ち溢れている人ばかりというイメージですよね? でも、実際はそういった方のほうが少なくて。皆さん人生初の大イベントを前に分からないことだらけで、最初はとても不安そうなんですよ。そのため、お客様一人ひとりの気持ちを汲み取って、それぞれに合わせたお話をするよう心がけています。結婚式って、誰もが未経験でよく分からないからこそ、やらなくて良いと思う方も多いんですよね。でも、やっぱり特別な価値のあるもので、当日は新郎新婦の大切な方々が一堂に会して、たくさんの「おめでとう」と「ありがとう」が飛び交い、その場にいる全ての方が大きな幸せに包まれます。そういった結婚式の素晴らしさを、お客様にどう伝えるか。それが、この仕事をしていく上で大切なことの一つだと思います。

私がこの会社に入社したのは、“素敵な結婚式は、会場というハードではなく、スタッフというソフトにかかっている”という理念に共感したから。実際これまで、自分の伝え方次第でお客様の気持ちが大きく変わる場面を何度も経験して、やっぱり大事なのは携わる“人”なんだと感じています。見学後ご成約いただいたお客様に、「島さんに好感を持てたから、ここで挙げようと決めました」とか、「ずっと不安だったけど、すごく楽しみになりました」と言っていただく度に大きな喜びとやりがいを感じますし、挙式後も、「最初は全然乗り気じゃなかったけど、やっぱりやって良かった」、「最初に案内してくれたのが島さんで良かった」と言っていただくと、いつも身が引き締まる思いです。でも、まだまだ経験不足で、上手くいかないことも多々あります。今後も、ただ見学に来られたお客様をご案内するだけではない、この奥深い新規担当の仕事をとことん極め、お客様の幸せをしっかりと後押しできる存在に成長したいです。

Data

高校では簿記や情報処理の勉強をしていた。卒業後は大半がそのまま事務職に就くというような環境だったが、私は何か違うなと感じていた。進路選択の際、人と話すことが好きな自分には接客業の方が向いていると思っていたし、ありふれた仕事ではなく、変わった仕事をしたいという思いもあった。それから自分に合う職業を探して目に留まったのが、ウエディングプランナー。結婚式という人生の一大イベントを作り上げる、なんて特別で素敵な仕事なんだろう! と、強く惹かれました。そして、当時開校したばかりの、新しくて設備が整っているベルェベルへの進学を決めた。
株式会社エスクリ
https://www.escrit.jp/

佐藤 綾夏さん(2014年卒業)

お客様の新しい記念日作りを、心を込めてお手伝い

「アニヴェルセル 江坂」でコンシェルジュとして、エントランスの責任者を務めています。ゲストをご案内するのがメインの仕事。学生時代に学んだ着物の着付けがとても役に立っています。着物で来られるゲストも多いのですが、着なれていないこともあり、体調を崩される方もいらっしゃいます。お客様の表情を見てお声掛けし、紐を緩めるなどスマートに行動できるのは学びのおかげだと思っています。

 

女性ばかりの業界なので、人間関係が不安でしたが全く心配いりませんでした。お客様の大切な時間を提供する立場として責任を持って仕事をしているので、サバサバしている人が多いです。あとは、一組の式に携わるスタッフの多さには圧倒されました。人数が多いのでチームワークが重要。いい結婚式だったと思っていただくためには、スタッフ全員が同じ意識を持つことが大切ですね。

 

コンシェルジュとして必要なものは「ブライダル知識」と「観察力」。接客人数が多いコンシェルジュにとって観察力は、日々鍛えていかなければならないもの。人の目線の動きや仕草を見て、要望を汲み取った行動ができなければ、コンシェルジュはただの案内係になってしまいます。プラスアルファのおもてなしをするためには、まず“気づく”ことが大切ですよね。

Data

アニヴェルセル株式会社「アニヴェルセル 江坂」にて勤務。今後の夢はプランナーになって盛大な結婚式を両親にプレゼントすること。
アニヴェルセル 江坂 http://esaka.anniversaire.co.jp/

山森 規容華さん(2016年卒業)

キラキラした夢を持つプランナーを目指して。

結婚式に関するお金の管理をするキャッシャー業務を担当しています。優れたウエディングプランナーになるためには、お金の流れを把握しておく必要があるため、重要な業務です。また、接客や、規約の理解などにも基礎から取り組んでいます。打合せに来られたお客様にドリンクをお出しした時などに、楽しく幸せな雰囲気を感じ、私もお二人の幸せな日を演出できるウエディングプランナーになりたいと意欲を高めています。今は、毎日笑顔で元気に、そして何でも吸収しようという気持ちで頑張っていますね。

 

ベルェベルでは、サロン実習で本物の結婚式をつくり上げることができ、準備や挙式の流れを理解するだけでなく、お客様と打合せを重ね、思いをたくさん聞くことができました。一生に一度の大切な1日であることを学生時代に体験できたことは、本当に貴重。その経験があったからこそ、社会人になってからも、お客様がどんな思いをもって来られているかということを自然と考えて行動できています。

 

当面の目標は、一人前のウエディングプランナーになること。お客様に喜んでいただけるような、期待以上の提案ができるようになりたいです。「あなたに担当してもらえてよかった」と言っていただけるようなプランナーになることが目標です。この仕事は、お客様の人生最良の日に携われる本当に素敵な仕事。このキラキラした気持ちを忘れずに、素敵な結婚式をつくりあげていきたいです。

Data

ハイアットリージェンシー大阪のウエディング部門に入社。信頼されるウエディングプランナーになるため日々努力を続けている。

藤原知穂さん(2014年卒業)

新郎新婦との絆を紡ぐプランナーに

中学生の時、将来の進路を考えていたときに、ウエディングプランナーという職業を知りました。それまで特に将来の夢など無かったのですが、調べれば調べるほど、一生モノの幸せのお手伝いができる、こんな素敵な仕事は他にないと思うようになり、憧れが強くなっていきました。

新郎新婦に寄り添い、お二人らしい結婚式を実現することを心がけています。一回目の打合せで、お二人のプロフィールや出会いのきっかけ、思い出などを伺います。それから、結婚式のテーマを決め、演出や会場アレンジなどを考えていくんです。例えば、初デートとして愛車のバイクで出かけたお話をしてくださったお二人には、その思い出を再現しましょう! とご提案。実際、お色直し後の再入場をバイクで行ってとても盛り上がり、お二人にもゲストにも喜んでいただけました。私のモットーは、お二人の希望は全て叶えること。ちょっと難しい要望であっても引き受け、理想の空間を全力で造り上げていきます。

今後はさらに信頼されるウエディングプランナーを目指したいです。目標は、挙式後もずっと続いていくような関係性。また、「KOTOWA 奈良公園 Premium View」を奈良で一番の結婚式場にする! というのも、今抱いている大きな目標の一つです。式場の立ち上げに関わるということは、通常の業務に加え、新郎新婦やゲストをどのように誘導するのかといった動線を考えたり、新たにマニュアルを作ったりすることも、ウエディングプランナーの役割になるんですよ。これは、私にとって今までにない新たな挑戦。一から作り上げる面白さややりがいを知り、さらに夢が膨らんでいます。

Data

「KOTOWA 奈良公園 Premium View」ウエディングプランナー。新郎新婦に寄り添い、唯一無二の挙式を作り上げることをモットーに日々、プランナーとして活躍中。
株式会社ディアーズ・ブレイン
KOTOWA 奈良公園 Premium View
http://kotowa-narakouen-premiumview.jp/

奥野孝平さん(2013年卒業)

熱い気持ちでお客さまに最高の“感動”を

僕の仕事は“イベントディレクター”です。ご結婚式当日はお客さまの大切な時間を、より緊張せずに楽しんでいただけるよう、一番近くでサポートをしています。この仕事の一番の魅力は、お打ち合わせの段階からお客さまとお会いして、ウエディングプランナーと一緒に式の準備を進めていくため、より多くのコミュニケーションがとれ、安心感を抱いてもらえる点です。

仕事をする上で普段から気をつけていることは、この仕事に慣れ過ぎないことです。我々は毎月何十組もお客さまをお迎えしますが、お客さまにとっては一生に一度の結婚式で、初めてのことです。変に慣れてしまうと、一人ひとりの感動やご家族の方たちの気持ちに純粋に向き合えなくなるので、常に緊張感を保つように意識を働かせています。その上で、重みや責任感をきちんと受け止めて、仕事に取り組むように心がけています。

一番のやり甲斐は、お客さまと再会する瞬間にあります。アーククラブ迎賓館で式を挙げた方を招待して、年末にクリスマスパーティーをしているのですが、自分が担当したお客さまが声をかけてきて下さる時が、一番うれしいですね。準備段階から一緒になって時間を共にしてきたことを、お客さまも覚えていて下さるので、式が終わった後も、その人の人生に関わることができていることが一番の醍醐味です。

今後の目標はサービスマネージャーとして部門を統括していき、その経験を生かした上で職種の垣根を越え、ウエディングプランナーにも挑戦していきたいですね。

Data

大阪府出身。卒業後に株式会社テイクアンドギヴ・ニーズに入社。現在勤務する店舗でイベントディレクターを2年務め、4月からはサービスマネージャーとして長野県の店舗へ異動し、サービス責任者に。
アーククラブ迎賓館(金沢) http://www.tgn.co.jp

浅見 里咲さん(2013年卒業)

何もない箱を演出する面白さはこの仕事ならではのもの

プランナーという仕事は、総監督的な役割のお仕事。当日も写真、音響、映像、美容、衣装、サービススタッフ、司会者など総数約30~40人のスタッフを束ねていかなければいけません。チームワークがすごく大事なので、常に周りに気を配って、全員で同じ情報の共有をすることを心がけています。

今はインターネットで何でも情報を得ることができるので、豊富なアイデアを持つ方が多いんですね。最初はそういった方への対応力が追いつかない部分があり、悩みました。でも先輩の結婚式を見たり、知人の結婚式の打ち合わせに同席させてもらいながら学び、だいぶ成長しました。当日は何が起きても時間だけは過ぎていくので、進行はしっかりとシミュレーションします。自分がやるべきことを頭の中で整理しておくことが必要ですね。

お客さまから「あなたでよかった」といわれた時は、うれしいです。やっぱりお客さまも壁にぶつかるし、スムーズにいかない時もあるんです。でも一緒に打ち合わせを重ねて、アイデアを積み上げていくし、ゼロを形にできる喜びがあります。空想でしかなかったものを具現化できる楽しさは、この仕事ならでは。

今後は海外ウエディングを手がけてみたいです。あとは母校が大好きなので、先生になって同じ業界を目指す生徒の、道標のような存在になりたいですね。

Data

ベルェベル在学中はクラスリーダー業務に熱心に取り組みグループワークの大切さを培う。ラグナヴェール大阪でウエディングプランナーとして活躍中。

小川梨奈さん(2013年卒業)

結婚が形になる瞬間、それがこの仕事のやりがい

「アニヴェルセル 江坂」にてウエディングプロデューサー・マーケティング担当を務めています。メインの仕事はご新規のお客さまをご案内すること。1組をご案内するのにかかる時間は2~3時間。とても長く聞こえますが、この数時間で一生に一度の結婚式という大きな買い物をしていただくので、ご案内する立場としてはあっという間ですね。結婚式を挙げる場所として選んでいただくためには、いかにアニヴェルセルの魅力を伝えるかが重要。人生で経験されたことのないものを提案しているので、その不安や緊張をどうケアできるかがカギでもあり、むずかしくもあります。
さらに、ブライダルフェアの企画も担当しています。まずはお客様にアニヴェルセルを知っていただくため、どのような情報を発信するか考えることもとても大切です。

ご新郎ご新婦が結婚式場を決めたときが、おふたりの結婚が形になった瞬間だと考えています。口約束だったものが形になったとき、おふたりはとても幸せなそうな表情をされます。その場に立ち会えるというのは、とても幸せな瞬間ですね。
ウエディング業界は華やかな一面がある一方、地道な作業が多い業界だとも思います。一生に一度の記念日を決める仕事なので、お客様に信頼していただくため、日々の自分磨きが欠かせないですね。

自分に欠けているところをどう補うか知るため、自己分析のセミナーに参加することもあります。日々の習慣を変えるため、また違った視点で物事を見ることができるよう、読書を習慣づけてもいます。入社当時はビギナーズラックで好調な日々が続きましたが、2年目でなかなか成績が伸びず、壁にぶつかりました。そこから、自分を見直すようになりましたね。

年上のご新郎ご新婦をご案内することも多いので、頼りにしていただけるよう勉強は欠かせません。会話のなかで共通の内容があるだけで、お客様との距離は少し近づけます。会話のなかに出てきた情報はすぐに調べたり、おふたりの思い出の場所を伺ったら、実際にそこへ足を運ぶようにしていますね。プロポーズの場所で人気のレストランに行くこともあるんですよ。ずっとこのままマーケティング担当として、お客様をご案内していきたいと思っているので、もっと自分磨きに力を入れたいと思っています。

Data

アニヴェルセル株式会社「アニヴェルセル 江坂」にて勤務。ブライダル業界を目指したきっかけは、ベルェベルのオープンキャンパス。実習体験を通して、人と接するこの仕事が自分に向いていると感じたことが決め手となり、ウエディングプランナーの道へ。

谷口眞歩さん(2013年卒業)

憧れの世界で働く喜び、やり甲斐と達成感を実感

この仕事を目指そうと思ったきっかけは、親戚の結婚式に参列した時でした。すごくキレイで、漠然といいなーって(笑)。その後ウエディング業界でアルバイトを始めたんですが、披露宴が終わってから新婦さんがプランナーに真っ先に駆け寄ってきて、涙を流しながら「ありがとう」って伝えている姿を見て、“なんて素敵な仕事だろう!”って感動しちゃって…(笑)。私もこの世界で働きたいと、強く思うようになりました。

でも実際働いてからの職業イメージはかなり変わりましたね。仕事の大変さは聞いていたけれど、考えている以上に忙しいし、ひとつひとつ全ての責任感が大きいです。たとえばお客さま側のミスで全体の予定が遅れることがあると、いろいろな部署に対してその遅れのフォローをしないといけないし、お客さまへも丁寧に、その遅れを挽回するための方法を提案しないといけません。たくさん質問を受けることもありますし、宿泊される方にはホテル内の部屋タイプやレストランのコース内容まで把握して、すぐに答えられるように心がけています。
だからこそ喜びの瞬間もたくさんあり、当日お客さまの笑顔を見ると報われます。準備期間から動いてきたことが終わって、新郎新婦さまもほっとした表情をなさっていますし、私もうれしくなります。直接お礼をいわれると達成感も感じますね。ひとつの結婚式を挙げるのに、自分の力ではできないことばかりなので、先輩や上司への感謝の気持ちを忘れずに、今後もスキルアップをしていきたいです。

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ホテル内のレストランでサービスを担当した後、現在の部署へ異動し、現在はウエディングプランナーとしてスキル向上に励む毎日。
ハイアット リージェンシー 大阪 http://osaka.regency.hyatt.jp

山口麻悠さん(2013年卒業)

学生時代に学んだのは、自ら考えて動く積極性と周囲への感謝の気持ち

オープンキャンパスで訪れた時、まずは学校のキレイさにびっくりしました。
高級ホテルのような外観に、キレイな教室、本物のチャペルやバンケットなど、入学後も足を踏み入れただけでワクワクする学校でした。もちろん、ウエディング業界で活躍したいという夢に不安もありましたが、オープンキャンパスの時から、先生方が親身になって相談に乗ってくれたほか、しっかりとしたカリキュラムが用意されていたので、安心して学ぶことができました。
授業の特徴でもあるサロン実習では、集客のためにチラシをつくって配るなど、何事にも積極的にかかわる姿勢が身につきました。
現在はフェアにご来館いただいたお客さまに当館の魅力をご案内し、ご成約いただくまでを担当しています。お客さまにとって一生に一度のとても大切な日を、私たちに任せてもらえるかどうかを見極めていただく、とても大切な役目です。結婚式のあとで「あなたのおかげで最高の一日になった」と言っていただけた時は、嬉しくて胸が熱くなりました。私より年齢が上のお客さまも多く、今はお客さまに教えていただくことの方が多いぐらい。私には一生懸命頑張ることしかできませんが、センパイ方はもちろん、周囲のみなさんに成長させていただいていることに感謝を忘れず、今後もひたむきに仕事に取り組んでいきたいと思います。

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高校時代はバスケットボールの強豪校で活躍。 進路を考えた時に「幸せを感じられる仕事」がしたいとウエディング業界を志すことに。 アニヴェルセル 大阪勤務。

小山ほ乃佳さん(2014年卒業)

感動を共有し、幸せを創る最高の仕事

ご来館いただいたお客さまのご案内から、成約、お打ち合わせ、結婚式当日まで、すべてを担当するので、自分で成約に至ったお客さまの結婚式は感動がいっぱい。会場を気に入ってもらうだけでなく、私自身を好きになってもらうことも大切なのだと、毎回考えさせられます。
働き始めて改めて思うことは、学生時代に社会人としての基本的なマナーを学べてよかったこと。
“笑顔を絶やさない”、“挨拶はきちんとする”、“そうじをきちんとする”など、当たり前のことを自然にできるようになることは接客業においてとても大切なことでした。
お客さまはもちろん、司会者やサービスのキャプテンなど、一緒に働くスタッフに信頼してもらうことも、感動を与える側の人間として重要なことだと考えています。

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姉の結婚式に参加した中学生の時に、プランナーを目指すことを決意。
現在は「鶴見ノ森 迎賓館」にウエディングプランナーとして勤務。
兄弟の結婚式を自分で担当するという夢も叶えた。

ウエディングプランナー科が
設置されている学校

ブライダルスタイリスト科

平山 佳奈さん(2009年卒業)

ゲストとの関わりが夢への第一歩

ブライダルに興味をもったきっかけは、ドラマ。華やかなウエディングの世界で、プランナーとして活躍する主人公に憧れたことを覚えています。そんな素敵な業界で自分も働きたいと考え、ベルェベルのオープンキャンパスへ。模擬挙式や着付けの体験が楽しくて、「絶対ここに通う!」と入学を決めました。

 

入学後は自分がスタッフとして2年間オープンキャンパスに携わり、高校生にベルェベルとウエディングの魅力を伝えてきました。ベルェベルの特長は、いい意味で学校ぽくないところ。実習が多いので現場を意識しながら楽しく学べます。先生と生徒の距離が近く、苦手なことをできるようになるまで練習につき合ってくださったり、イベントでは一緒に盛り上がったりと、師弟関係以上の感覚もありましたね。
今感じるのは、それらの学びがブライダルスタイリストとしての仕事にすべてつながっているということ。マナーの授業で学んだ言葉遣いや表情のつくり方などは、全部接客に反映されていますし、着付けを在学中に学んでいたおかげで、入社してから覚える同期よりも早くスタートを切ることができました。

 

多くの女性にとって、ウエディングは憧れ。一生に一度の晴れ姿を、最高のドレスで彩っていただけるよう、お客様の持っているイメージをきちんと形にしてご提案できるブライダルスタイリストになりたいと思っています。

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在学中からアルバイトをしていたTHE TREAT DRESSINGに入社。現在はオリエンタルホテル内の旧居留地店で、ブライダルスタイリストとして活躍中。

山本菜穂さん(2013年卒業)

「これだ!」と思う1着をお客さまと一緒に見つけていきたい

学生時代には想像できなかったけれど、最初に大変だったことは、筋肉痛に悩まされたことです(笑)。今はマネキンも片手で担げるしドレスの重さにも慣れましたが、当初は全身筋肉痛でした。基本的にずっと立ち仕事で上下運動も多いので、働きはじめてすぐに「体力仕事だな~」って実感しました。

この仕事ではまず会話が大切で、お客さまの好みや、どこを一番よく見せたいのかなど、ヒアリングをしながらドレスをコーディネートします。実際はマニュアル通りにはいかないし、その人が何をどう求めているのかを感じ取れないといけないんです。入社してすぐ先輩に、「人に興味を持ちなさい」といわれましたが、当時自分では持っているつもりでした。でも今思えば、やはり自覚が足りていなかったように感じます。新人の頃は接客の流れをノートにまとめて書いたり、先輩の接客を観察したりして勉強して、少しずつ理解できるようになっていきました。

初めてこのサロンへ来られるお客さまは、緊張されている方も多いんですね。だから最初は言葉少なにされていますが、自分と会話をする中で打ち解けられて、お帰りになる時に笑顔でお礼をいって下さる姿を見ると、本当にうれしいです。それ以外にも、去年に比べて提案できる幅が広がったと感じられる瞬間もやり甲斐のひとつですね。自分が提案した方法について、「なるほど!」と素直に受け入れて下さるお客さまが増えてきたことに、手応えも感じています。

Data

兵庫県出身。兵庫県 神戸山手女子高等学校卒業。現在は株式会社クラウディア コスチュームサービスのドレスコーディネーターとして、神戸メリケンパークオリエンタルホテル内のサロンで活躍中。お客さまから「このドレスにしてよかった」と言葉をもらう瞬間は、コーディネーター冥利に尽きると語る。

石田菜穂さん(2014年卒業)

一つひとつの作業を丁寧に、そして落ち着いて行うことを心がけています

現在はホテルのヘアサロンで、平日はサロン業務、週末はブライダル業務を兼務し、結婚式の参列者や新郎のメイクを担当しています。社会に出れば自分の仕事に責任を持たなければなりません。
特にブライダルスタイリストは、新郎新婦の新しいスタートをお祝いする「記念すべき一日」をお手伝いする仕事。失敗がないように、センパイたちと息を合わせてテキパキと動く。つねに先を見て、一つひとつの作業を丁寧に行い、ミスがないようにする。落ち着いて行動するということを胸に刻んでいます。
緊張感はありますが、結婚式という晴れの日に携わることができるのは、とても光栄なこと。
お客さまの「ありがとう」の笑顔を見ることは、私の大きな励みになっています。今後はさらに技術を磨き、着付けやヘアメイクなど、オールマイティにこなしていけるようになりたいです。

Data

島根県出身。島根県立隠岐高等学校卒業。「みどり美粧院 神戸ポートピアホテル店」に勤務。サロンやブライダル業務のアシスタントを務め、センパイをサポート。

ブライダルスタイリスト科が
設置されている学校