Working abroad
~海外で活躍する卒業生~

人生を変えた渡米。
終わりない挑戦と探究心で前へ突き進む。

ヘアアーティスト

徳永 優子さん

主な活動エリア:アメリカ ロサンゼルス

ヘアアーティスト。和装トータル・スタイリストとして映画・テレビ・雑誌などで幅広い経験を積んだ後、渡米。難関とされるハリウッド 映画ユニオンに、日本人として初加入を果たす。
センセーショナルな感性と実力を発揮し、ハリウッド業界のリーダー的存在に。
テレビ界の最高権威エミー賞に日本人で初となる4度目のノミネートをされるなど、その立体ヘアデザインのセンスは、世界中で高い評価を得ている。また、ヘアメイクの傍らサロンと美容学校を経営し、後続育成にも尽力している。

ハリウッド進出までの道のり

渡米前は着付け学校の講師をしながら、フリーでもさまざまな活動をしていました。
今では分業化時代ですが、当時の美容師はみんなトータルビューティが当たり前。
ヘアメイク、着付け、カット、エステまでを熟知していなければならず、次から次へと勉強して知識の引き出しを増やしていきました。
あとは着付けの撮影の仕事をアシストしながら、日本髪などの技術習得にも励みました。
その後、周りとのお付き合いから仕事の幅が広がったため渡米し、まずは着物ショーや日舞、婚礼などのボランティアから活動を開始。
何本かの映画で役者登場シーンのヘアメイク衣装などを手がける間に、ハリウッド映画業界の方にスカウトされたことで、大きく人生が変わりましたね。

国際的人間力を養う

学生時代はがむしゃらさだけで突き進めても、良きリーダーや会社のトップに立つには、周りと足並みを合わせ、自分自身も成長しなければいけません。
アメリカで仕事をする際も、人種のるつぼでの調和や尊重性の維持ということが大変ですが、常に気をつけて周りと接しています。
またモチベーションを保つためには、毎日、初めて見聞きすることばかりだと感じることが大切ですね。どんなことでも柔軟に受け止める対応力というか…。
終わりのない挑戦と探究心を維持するために、受け止める側の自分の心を、真っ白なキャンバスに毎日塗りかえて、常に貪欲に吸収していくことです。
今後はそうした国際的な人間力も磨け、欧米で最高の技術が学べる学校の校長としての務めを果たしつつ、日本美容業界の世界化を目指し、次世代育成に力を注いでいくことが夢ですね。

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