Working abroad
~海外で活躍する卒業生~

恐れずにチャレンジすることが大切

美容師

桝本 視さん

主な活動エリア:イギリス

2018年に大阪ベルェベル美容専門学校のプロフェッショナルアカデミー科を卒業。
卒業後、かねてからの夢であった海外で美容師として働くため渡航。
アイルランドでの経験を経て現在はイギリス、ロンドンにあるサロン「Cutting Guru」で美容師として活躍している。

ベルェベル在学中の目標や学生生活で
注力していたことを教えてください。

自分の視野を広げ、この先進む道の選択肢を積極的に増やす事を意識して生活していました。
海外で美容師として働くことに興味を持ったのもベルェベルの1年生の頃でした。
文化・髪質や骨格が国や地域によって大きく違うため、それを体感し研究したいと思うようになりました。

プロフェッショナルアカデミー科への
進学理由を教えてください。

ベルェベルに進学を決めたのも他校と違い、3年目の学科としてプロフェッショナルアカデミー科があることが決め手でした。
美容科在学中に自分は海外で美容師になると決めていたので、その為に必要な即戦力となる技術をプロフェッショナルアカデミー科で身につけようと思いました。
プロフェッショナルアカデミー科ではお客様への施術を通してスタイリストとして生きていくためのベースをしっかりと作るよう心掛けていました。
また、海外渡航のためにビザや現地の情報収集、英語の勉強など在学中に準備を進めていました。

卒業後、すぐに渡航したアイルランドでは
苦労はありましたか?

文化の違いでの苦労はなかったものの、言語力の低さ故の苦労はありました。
まず語学力を高める必要があると思い、文法を完璧に覚え必要な単語を覚えていきました。
後はひたすらイングリッシュスピーカーと話すことを大切にしました。趣味に関連するサークルに参加したり、Barなどで英語に触れるなど積極的に行動しました。

海外での初の美容師経験はどうでしたか?

アイルランドでは自分の足で積極的に働かせてもらえるサロンを探しました。
日本のようにアシスタントの経験を積まず即スタイリストとして仕事をさせてもらいました。すぐにスタイリストとして働くことができた理由の1つとしてプロフェッショナルアカデミー科でスタイリストとして活動した経験があったからだと思います。
また、同僚のアシスタントの方にアシストしてもらう際に、アシスタントの感覚を理解し連携を取るという点でもプロフェッショナルアカデミー科で経験していたことが活かされました。

海外に住んで気づいたことは何ですか?

日本の生活の快適さですかね。情報をキャッチするのも日本のほうがやりやすいですし、人と協力することの大切さなんかも改めて感じました。
海外に住んでみて違う文化に触れることは毎日が刺激になっていて知らないことを吸収していけるので成長を感じますし、モチベーションも上がります。

2ヵ国目にイギリス/ロンドンを
選んだ理由は何ですか?

多種多様な人種が共生していてその文化に興味を持っていたから。アイルランドでは1年弱暮らしていたので英語にはだいぶ慣れていました。コミュニケーションには困らないくらいになっていましたね。

ロンドンではどういったサロンで
働かれていますか?

ロンドンでも自分の足で就職先を探し面接のアポを取っていきました。現在は2つのサロンで美容師として仕事をしています。1つは日系サロン。もう1つはローカルのサロンです。
ロンドン生活は2年間という限られた短い期間なので積極的に行動し何でも吸収していきたいと思っています。

海外で美容師をしていて
やりがいに感じることは何ですか?

イギリスではヘアスタイリストとカラーリストが分業されているケースが多いです。
そのため私は自分の専門分野であるヘアカットに集中できるので日々カット技術を高められることがやりがいです。
関わるお客様一人ひとりの人生の一部がポジティブな方向に進むようお手伝いをさせていただけているのもやりがいに感じます。

海外で美容師を目指す後輩へ
メッセージをお願いします。

海外に限った話ではなくあくまで私の持論ですが、人が成長するときに最も邪魔な存在が「恥」という気持ちです。たとえば英語を話すことに関しても「下手と思われたら恥ずかしい」「文法間違っていたら恥ずかしい」など羞恥心からトライできないことが最も恐るべきことです。
仕事や友達づくりなど、様々な場面で同じことが言えます。恥を捨て、とにかくトライすることをお勧めします。
私はベルェベルで技術だけでなく美容師としての考え方、生き方の基礎となることを学びました。ベルェベルは先生方との距離も近く、困ったときは何でも相談できる環境がありました。アクションを起こせば必ずヒントが見つかり乗り越えられることを学びました。
海外に行きたいと思うならすぐに行動に移しましょう。情報力と行動力があるかないかでかなりの差が生まれます。
自分にとって必要な情報を調べたり人に聞いてみたり、それをうまく整理して行動に移すことが大切です。これから皆さんが海外でも国内でも美容師として活躍することを心から祈り、応援しています!

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