美容業界を目指した理由とその魅力は？

小学2年生の時、本屋さんで「これが欲しい」と母におねだりしたのがヘアカタログでした。
雑誌を見ながら自分の髪をアレンジしたり、友達にもしてあげたり。その頃から、美容師になることを夢見ていました。
美容の世界の流行の移り変わりはとても早く、プロとして活躍する限り、常に新しいものを求め続ける必要があり、求め続けることのできる仕事です。
追究すればするほど奥深さを感じられて、“飽きる”ということには無縁の仕事。これこそが、私にとっての一番の魅力であり、学生たちにも一番知ってほしい美容業界の面白さです。

なぜ教員を目指したのか、教員になってよかったと思うことは？

ベルェベル在学中に、毎日イキイキと働く先生方を見て、「こんな素敵な仕事もあるんだ！」と知りました。そのことが、今につながっていると思います。
現場でスタイリストとして働くことももちろん楽しく充実した毎日でしたが、後輩ができ、彼らが国家試験に受かるようにサポートをしているうちに、「教えることが楽しい」「自分には教えることが向いているかもしれない」と改めて考えるように。実際に教員になった今、私が指導してきた生徒が褒められている姿を見たり聞いたりすると、心から嬉しい気持ちになります。
また、夢に向かって走り出す生徒たちをサポートできることに、やりがいを感じています。教員の道を選んでよかったと実感する毎日です。

指導におけるこだわり

「明るく、元気に！」学生たちには、まずこの2点を伝えています。新人に求められる“すべて”といっても過言ではないほど、大切なことだと思っています。
そのために私が日々心がけていることは、「笑顔で、笑顔にする」ということ。まずは私自身が表情豊かに、笑顔を絶やさないことを心がけ、その姿を通して、生徒たちにも笑顔でいることの大切さを感じとってほしいと思っています。
笑顔でいるその目的は、お客様はもちろん、仲間たちからも“好かれる”人間になること。技術は、就職してからも学び続けられるものです。ですが、笑顔や表情は、そう簡単に身につくものではありません。
また、謙虚さも大切です。本校での学びを通じて、表情豊かに、よく笑い、人の気持ちがわかる人になって、社会への一歩を踏み出してほしいと思います。

在学中に身につけてほしいこと

いつも明るく笑顔でいることとともに、 “楽しむ力”を身につけてほしいと思います。
何かつらいことがあったとしても、マイナスからプラスに発想を転換して楽しむことができるようになれば、自分の武器がどんどん増えていきます。
同じ一つのことに対しても、楽しみながら取り組むのとそうでないのとでは、身につき方がまったく違います。心から楽しんで取り組めば、それが成長へと直結し、実力となり、すべて将来へとつながります。
目指す未来をしっかりと思い描き、仲間と一緒に挑戦して、共有して、共感してください。そうすれば、楽しさが生まれます。
楽しさを知っていれば、たとえ苦しいことがあっても乗り越えられます。
ぜひ“楽しむ力”を身につけてください。