岡 麻里

ベルェベル大阪校

2016.11.01 Tue ベルェベル大阪校

2013年から2年間、JICAの“青年海外協力隊”に参加していました。 “青年海外協力隊”とは、様々な分野の知識を開発途上国の人々に伝えるボランティア活動のこと。 私は美容師の講師としてモンゴルで活動していました。主な活動は、美容専門学校で施術の指導をすること。 生徒の中にはハサミの持ち方を知らない子どももいました。 知識・技術を伝えることはもちろんですが、美容の楽しさを発信していくのも大きな仕事のひとつでしたね。

美容師になって数年経ったころ、“青年海外協力隊”に行っている方に出会ったんです。以前から存在を知っていたので、それをきっかけに詳細を調べました。私はテレビドラマをきっかけに起きた“カリスマ世代”で、美容師という職について大きな夢を持ち、刺激を求めていました。ですが、実際に働きはじめ「美容師として施術以外にできることは何か」を考えはじめたころだったんです。それを見直すため、参加することを決心しました。技術試験や面接があったので、海外へ出る前に違う社会を見ることも必要と思い、英会話教室のマネージメントも経験しました。

美容師の仕事は、人と人の繋がりに必要なコミュニケーションツールのひとつ。信頼してもらうためにまず見られるのは、私の人間性です。スタッフとの繋がりも大事だと思いましたね。サロンワークは、最終的にスタイリストが仕上げますが、その間にはシャンプーやカラーをするスタッフがいます。一人の技術ではなく、チームワークでのサービスがお客さまを満足させられるのだと改めて感じました。数年後にはモンゴルへ向かい、私が教えた生徒たちの様子を見に行きたいなと考えています。